県内5市議選 選挙戦に
2019年4月16日
第十九回統一地方選の政令市を除く八十六市長選と二百九十四市議選などが十四日告示され、後半戦が始まった。市長選には計百六十一人が立候補。石川県野々市市の粟貴章氏(58)=無所属現職=を含む二十七人の無投票当選が決まった。
石川県では金沢、小松、輪島、珠洲、野々市の五市議選もあり、総定数一〇二に対し、計百十三人が立候補。すべて選挙戦に突入し、舌戦を繰り広げている。十六日には川北、津幡、内灘、志賀、穴水の五町議選が告示され、いずれも二十一日に投開票される。
五市議選の定数は輪島、珠洲両市でそれぞれ二減。立候補者数は前回比で九人減った(現職十四人減、新人五人増)。内訳は現職八十五人、元職三人、新人二十五人。女性は計十一人で、前回より二人増えた。
金沢市(定数三八)は過去最少だった前回と同じ四十三人が立候補。うち女性は七人で、市選管が把握する一九七一(昭和四十六)年以降では最多。
小松市(同二二)は二十四人、輪島市(同一五)は十七人、珠洲市(同一二)は十三人、野々市市(同一五)は十六人が出馬し、選挙戦は少数激戦となっている。五市議選の期日前投票は十五日に始まり、二十日まで。
野々市市長 粟氏 無投票3選
野々市市長選で無投票当選した粟氏は十四日、「市民の参加と協力を得ながら住み良いまちづくりに取り組みたい」と意欲を示した。次の任期は六月十日から四年間。
災害に強いまちづくりや中小企業支援など地域経済の活性化を公約に掲げた。次期に向けて「福祉・スポーツ施設の整備を具体的に進めたい」と抱負を語った。当選証書付与式は二十二日に行われる。
川北町長選 きょう告示
24年ぶり選挙戦へ
石川県川北町長選は十六日、告示される。ともに無所属で、三選を目指す現職の前哲雄氏(65)=自民、公明推薦=と、元町教育委員で新人の中村勝巳氏(66)が立候補を表明しており、二十四年ぶりの選挙戦となる見通し。投開票日は二十一日。
立候補の届け出は十六日午前八時半から午後五時まで、町役場二階の会議室で受け付ける。十五日現在の選挙人名簿登録者数は四千八百十三人。