統一地方選を前に、県警は十三日、選挙違反取り締まりに向けた署長会議を県警本部で開いた。県内十二署の署長や本部の部課長、署の刑事課長らが出席し、公正で厳正な取り締まり方針を確認した。

　河原淳平本部長は「国民の意思が正しく政治に反映されることは民主主義の根幹をなす。悪質な違反は徹底して取り締まり、選挙の公正確保を」と訓示。厳正公平な違反取り締まりの徹底、選挙運動の自由の確保と適正捜査の推進、要人警護と警戒警備の万全の三点を指示し、各部間の連携を呼び掛けた。

　県警は二月二十日に事前運動取締本部を設置。今月十二日までに文書関係十二件で警告した。今月十九日に選挙違反取締本部を設置する予定。　（田嶋豊）