実績訴え実り感謝 敦賀市長選再選、渕上さん笑顔
2019年4月22日
支援者からの祝福に笑顔で応える渕上さん(中央)=敦賀市で |
午後十時すぎ、敦賀市野神の事務所に当確の一報が入ると、詰め掛けた支援者らから歓声と拍手が湧き起こった。渕上さんが姿を見せると、再びどっと沸き返り、全員で万歳三唱。渕上さんは深々と頭を下げ「薄氷を踏むような選挙だった。本当に感謝申し上げます」と礼を述べた。
選挙期間中は、笙の川の治水対策やクルーズ客船来港といった一期四年間の実績を強調。各区長の声を市政に反映させながら「子育て環境日本一」や「人道の港」の発信などに取り組むと訴えた。公務もある中、市内全域をくまなく選挙カーで回り、道行く人と握手を交わす場面も少なくなかった。夜の集会は十七日の決起大会だけになったが、大会では「マニフェスト着手率100%を、達成率100%にするため頑張っていけるのは私しかいない」と力強く訴えた。
報道陣のインタビューでは「お一人お一人の力で当選できた」と喜び、立地する原発や将来のまちづくりについての質問に「廃炉作業があるので、地元企業が入れるようお願いしていく。住みたくなる、よそから人が入ってくるようなまちづくりをしたい」と力を込めた。
(大串真理)