知事選投票率、58・35%で前回上回る 県議選は59・40%
2019年4月8日
知事選の投票率は58・35%。過去最低だった前回の48・59%を9・76ポイント上回った。
知事選は〇七年から三回連続で現職対共産新人の一騎打ちが続き、投票率は低下傾向にあった。今回は五選を目指した西川さんと前副知事の杉本さんが昨年十一月から前哨戦を繰り広げ、かつての上司対部下、保守分裂の構図が注目を集めた。二月には金元さんも出馬を表明し、三つどもえの戦いに突入した。
投票率は前回から上がったものの、三人が争った〇三年の72・18%には届かなかった。市町別で投票率が最も高かったのはおおい町の73・23%、最も低かったのは鯖江市の49・01%だった。
県議選は十二選挙区のうち八選挙区で選挙戦となり、投票率は前回比4・90ポイント増の59・40%だった。定数一二に対して十五人が出馬した福井市選挙区は同10・26ポイント増の57・05%。現職十人、元職二人、新人三人が入り乱れる選挙戦が投票率を引き上げた。
(長谷川寛之)