88歳の石川さん、全国最高齢県議に
2019年4月8日
当選を果たし、支援者と握手をする石川与三吉さん(中)=7日夜、福井県敦賀市で |
福井県議選の敦賀市選挙区(定数三)では、自民現職の石川与三吉さん(88)が七選を決めた。都道府県議で全国最高齢だった石川県の金原博さん(89)らが今期限りで引退するため、全国最年長の都道府県議となる。
石川さんは強固な後援会組織をバックに、二十四年間の実績を強調。連日、選挙カーに乗り込んで市内を走り回るなど、年齢を感じさせない精力的な動きを見せて組織票を固めた。
政策面では、敦賀市に立地する原発の災害に備えた道路整備や敦賀半島の観光開発などを訴えた。
石川さんは当選が決まると、敦賀市相生町の事務所で深々と頭を下げ「この年で当選させていただいた。皆さんの支援のたまもの」と集まった長年の支持者らに感謝。「若い人に負けないつもりで、これからも一生懸命皆さんの声を大切にして頑張っていきたい」と力強く抱負を述べた。