統一選後半戦、21日投開票
2019年4月20日
第十九回統一地方選後半戦の市町村長選と市町村議選、東京特別区の区長選と区議選が二十一日に投票される。一部の区を除いて即日開票。県庁所在地の水戸、長崎、大分の三市長選が焦点で、現職の行政手腕が問われる。全国唯一の財政再生団体である北海道夕張市の市長選も注目される。
投開票されるのは、無投票となった選挙区を除く五十九市長選、二百八十三市議選、六十六町村長選、二百八十二町村議選。特別区は無投票がなく、告示された十一区長選、二十区議選が全て投開票される。
市長選のうち、長崎は四選を目指す現職と新人三人による混戦だ。水戸は三選、大分は再選をそれぞれ狙う現職に、共産党系の新人が挑む。夕張では、北海道知事選に立候補、当選した前市長に代わる新たな市政の担い手を元市議同士が争う。
市議選では無投票となった百八十二議席を除く六千五百四十四議席を巡り各党や無所属の候補者が争う。
◆衆院2補選も
夏の参院選を占う衆院大阪12区、沖縄3区補欠選挙は二十一日に投票、即日開票される。大阪12区は、大阪ダブル首長選を制した日本維新の会の勢いが続くかどうかが注目点。沖縄3区は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設が争点となった。
大阪12区は、無所属の元職宮本岳志氏(59)=共産、自由推薦=、維新の新人藤田文武氏(38)、無所属の元職樽床伸二氏(59)、自民党の新人北川晋平氏(32)=公明推薦=の四人が立候補した。藤田氏が先行し、三氏が追う展開となっている。
沖縄3区は無所属の新人屋良朝博氏(56)と、自民党の新人島尻安伊子氏(54)=公明推薦=の一騎打ち。辺野古移設反対の野党や団体でつくる「オール沖縄」が推す屋良氏が優位な情勢だ。移設容認の島尻氏は沖縄振興を訴え猛追する。