統一地方選2019

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121町村長選、375町村議選が告示 定数割れも

2019年4月16日

 第19回統一地方選の121町村長選、375町村議選が16日に告示された。統一選では最後の告示。総務省によると、町村長選では全体の45・5%に当たる55町村で立候補者が1人しかおらず、無投票当選が決まった。町村議選では、93選挙区の988人が無投票当選となった。総定数に占める割合は23・3%で過去最高となった。8町村議選では定数割れになった。

 町村長選には計208人が出馬。町村議選には総定数4233に対し計4775人が届け出た。

 北海道初山別村では首長選も議員選も無投票。村長選は12回連続で、現職が4選を決めた。町村議選で定数割れとなったのは北海道厚真町、興部町、中札内村、浜中町、長野県辰野町、山ノ内町、愛知県幸田町、熊本県津奈木町。浜中町は定数に2人足りず、他は1人届かなかった。

 無投票当選率は、町村長選で前回2015年の43・4%を上回った。過去最高は1983年の56・6%。町村議選では、これまで過去最高だった2003年をわずかに上回った。

 今回は前半戦でも41道府県議選で無投票率が26・9%に達し、過去最高だった。相次ぐ記録更新で、議員のなり手不足がさらに深刻化している実態が浮かんだ。

 町村議選の立候補者4775人は過去最少。うち女性は577人で、比率は12・1%と過去最高だった。町村長選に出馬した女性は4人だった。

 町村長選は36都道県で、町村議選は愛媛、沖縄両県を除く45都道府県でそれぞれ実施。身近な生活環境の整備のほか、子育て支援などの課題を巡り、各地で論戦が行われる。

 既に始まっている衆院大阪12区、沖縄3区の補欠選挙や市長選、市議選、東京特別区の区長選、区議選と同じく21日に投開票(一部は翌日開票)される。

(共同)

 

統一地方選の日程

前半戦
知事 告示3/21(木)
政令指定市 市長 告示3/24(日)
県議 告示3/29(金)
政令指定市 市議 告示
投開票4/7(日)
後半戦
一般市長、一般市議 告示4/14(日)
町村長、町村議 告示4/16(火)
投開票4/21(日)
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