前半戦選挙違反50件一斉摘発へ 7割が買収容疑
2019年4月7日
七日投開票の統一地方選前半戦で、全国の警察は投票終了後、選挙違反事件約五十件の一斉摘発に乗り出す。約百人を取り調べる予定で、買収容疑が約七割を占めている。
警察庁によると、五日現在、選挙違反の逮捕は八事件で八人。いずれも候補者への暴行やポスターを破るなどの「自由妨害」だった。
警告は二千五百三十三件で、前回同時期より五百三十四件減少。無投票選挙区の増加などが影響している可能性があるという。95・9%に当たる二千四百二十八件が文書違反で、インターネットを利用した違反は三十二件だった。
七日は全国で約三万人の警察官を動員し、取り締まりを強化する予定。