統一地方選2019

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中部、女性候補率伸びず 6県議平均13・1%、岐阜8・6%

2019年3月27日

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 中日新聞社は統一地方選で改選を迎える愛知、三重、岐阜、長野、福井、滋賀の六県議選と、六県の九十二市町村議選で、立候補予定者に占める女性比率を調べた。県議選は13・1%、名古屋市議選は28・0%、名古屋市を除く市町村議選は15・7%だった。

 前回当選者に占める女性の割合と比べると、県議選、名古屋市を除く市町村議選での伸びは小幅にとどまる。出馬予定者と当選者に占める比率は単純比較できないが、今回の選挙を経ても女性比率が大きく伸びることはなさそうだ。

 県議選の出馬予定者で、女性比率が最も高いのは三重で18・4%。最低は福井で6・5%だった。名古屋市を除く市町村議選では、最高は滋賀県の20・1%で、最低は岐阜県の11・4%。福井、岐阜という保守地盤で低くなる傾向が見られた。調査は県議選、名古屋市議選が二十五日正午、その他の市町村議選が二十二日現在。

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 内閣府によると、全国の地方議員の女性比率は二〇一七年十二月時点で都道府県議会が10・1%、名古屋市など政令市の議会が17・2%、政令市を除く市区町村議会が12・9%。

 女性の政治参加を促すため昨年五月、候補者の男女比をできる限り均等にするよう各党などに求める「政治分野における男女共同参画推進法」が成立した。今回の統一地方選は法成立後初の大型選挙。県議選、名古屋市議選は三月二十九日告示、四月七日投開票。他の市町村議選は同月十四日または十六日告示で、二十一日に投開票される。

◇調査対象の市町村議選(名古屋市を除く)

 【愛知】

豊橋、一宮、瀬戸、半田、春日井、豊川、津島、豊田、安城、蒲郡、犬山、常滑、江南、大府、知多、尾張旭、高浜、岩倉、豊明、日進、みよし、あま、長久手、東郷、豊山、大口、大治、蟹江、飛島、阿久比、東浦、美浜、武豊、幸田、設楽、東栄

 【三重】

四日市、鈴鹿、鳥羽、朝日、川越

 【岐阜】

岐阜、大垣、高山、多治見、関、中津川、美濃、羽島、土岐、養老、垂井、関ケ原、神戸、大野、坂祝、富加、白川村

 【長野】

松本、岡谷、諏訪、駒ケ根、大町、茅野、塩尻、下諏訪、辰野、箕輪、南箕輪、阿南、根羽、下條、泰阜、豊丘、大鹿、上松、木祖、大桑、朝日、池田

 【福井】

福井、敦賀、小浜、池田、高浜、おおい

 【滋賀】

大津、彦根、近江八幡、栗東、日野

 

統一地方選の日程

前半戦
知事 告示3/21(木)
政令指定市 市長 告示3/24(日)
県議 告示3/29(金)
政令指定市 市議 告示
投開票4/7(日)
後半戦
一般市長、一般市議 告示4/14(日)
町村長、町村議 告示4/16(火)
投開票4/21(日)
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