11知事選あす告示 統一選スタートへ
2019年3月20日
第十九回統一地方選は二十一日、先陣を切って福井、三重など十一道府県知事選が告示され、一カ月間に及ぶ選挙戦がスタートする。知事選とともに四十一道府県議選、六政令市長選、十七政令市議選が前半戦として四月七日に投開票される。後半戦の一般市区長、市区議、町村長、町村議選は、衆院大阪12区、沖縄3区の補欠選挙とともに二十一日投開票(一部翌日開票)で実施される。
福井、島根、徳島、福岡の四知事選は、自民党支持層が割れる保守分裂となり、夏の参院選への影響が注目される。北海道は唯一の与野党対決。自民、公明推薦の前夕張市長と、野党統一候補の元衆院議員が相まみえる。大阪では大阪都構想を巡る駆け引きの結果、府知事と大阪市長の「ダブル選」に発展した。地域政党・大阪維新の会と「反維新」各党が対峙(たいじ)する。
道府県議選は岩手、宮城、福島、茨城、東京、沖縄の六都県を除く四十一道府県で実施される。
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福井県知事選は、五選を目指す無所属現職の西川一誠氏(74)、無所属新人で前副知事の杉本達治氏(56)=自民推薦=、共産新人で同党県書記長の金元幸枝氏(61)による三つどもえの争い。自民は杉本氏推薦を決めたが、自民県議の約半数が西川氏支援の姿勢を示した。
三重県知事選は、三選を目指す無所属現職の鈴木英敬氏(44)=自民、公明推薦=と、無所属新人で元同県玉城町議の鈴木加奈子氏(79)=共産推薦=の一騎打ちになる見込み。