当選者の女性比率アップ 後半戦投票率は軒並み低調
2019年4月23日
四年に一度の統一地方選は、二十一日投開票された市町長選などの後半戦ですべての日程が終了した。議員選では、無投票だった自治体を含め三十四市町で百二十二人の女性が当選し、女性比率は二〇一五年の前回を2・4ポイント上回る17・1%となった。県内初の女性首長は誕生しなかった。
前半戦の県議選、名古屋市議選に続き、後半戦も投票率は軒並み低調。市町長選の51・49%、市町村議選の47・22%はともに過去最低だった。投票が行われた三十七の選挙のうち、前回を上回ったのは常滑、日進の両市長選と両市議選、豊山町議選だけだった。
定数を十人上回る四十八人が争う激戦だった一宮市議選などでも前回より低下した。全国的にも多くの選挙で低投票率が目立ち、県内でも有権者の地方選への関心の低さが表れた。
選挙別では、市長選が50・29%(前回比5・82ポイント減)、町長選63・94%(同8・18ポイント減)、市議選47・17%(同4・14ポイント減)、町村議選47・78%(同6・56ポイント減)。いずれも過去最低だった。(中尾吟、安藤孝憲)