伊藤さん「庁舎移転推進」 常滑市
2019年4月22日
初当選を決め現職の片岡市長(左)と握手する伊藤さん=常滑市神明町で |
無所属新人同士の戦いとなった常滑市長選は、現職の片岡憲彦市長(64)から後継指名を受けて戦った伊藤辰矢さん(41)が初当選した。市内の事務所に集まった支援者を前に「皆さまのおかげで勝つことができた。ありがとうございます」と深々と頭を下げた。
県議の一期目を終える間際での市長選出馬。自民を離党し無所属での選挙戦だったが、後援会長に片岡市長を、選対事務長に自身の後継県議となる元市議長をそれぞれ据えるなど万全の態勢を構築。市民の安全や安心を守る政策を訴えた。
対抗馬の西村昭彦さん(58)は、現職が進める市庁舎新築移転に異を唱える選挙戦を展開したが、伊藤さんは粘り強く新築移転の必要性を説いた。当選後のあいさつでは「新市庁舎計画はちゃんと進めていく」と述べ、「ほかにもさまざまな取り組みで命を守り、安全な常滑をつくる。すべての人が安心して暮らし、輝ける常滑をつくっていきたい。明日から市民の暮らしのために働く」と市政運営に意欲を見せた。