美浜、東栄町長選は一騎打ち 11町村議選が選挙戦突入
2019年4月17日
統一地方選の後半戦で十六日、県内では美浜、東栄の二町長選と十三町村議選が告示された。このうち町議選では幸田町で立候補者数が定数を一人下回り、設楽町では定数と同じで、ともに無投票当選が決まった。二町長選と残り十一町村議選はいずれも選挙戦に突入した。三市長選、二十一市議選と同じく二十一日に投開票される。
美浜町長選はともに無所属で元職の斎藤宏一さん(80)と、再選を目指す現職の神谷信行さん(65)が立候補を届け出た。
大きな争点は、町が進める陸上競技場を中心とした運動公園事業の是非。事業費は約四十五億円、年間の維持管理費は二千万円と想定されている。斎藤さんは「町の財政には事業の規模が大きすぎる。採算が合わず、活性化は難しい」と訴える。一方、神谷さんは「経済的効果などにつながる。町の体力がある今しかチャンスはない」と説明する。
十五日現在の選挙人名簿登録者数は一万八千七百八十五人。
東栄町長選は、ともに無所属で、元町長の尾林克時さん(69)と、現職で再選を目指す村上孝治さん(61)の二人が立候補を届け出た。
四年前の前回と同じ顔触れでの選挙戦。過疎高齢化が急激に進む中、医療・福祉への取り組みをはじめ、町の活性化、財政の健全化などが主な争点になる。
十五日現在の選挙人名簿登録者数は二千八百四十八人。前回に比べ三百四十六人減少した。