統一地方選2019

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6市長選告示、3市無投票

2019年4月16日

 統一地方選の後半戦は十四日、県内では常滑、日進、瀬戸、江南、豊明、田原の六市長選と二十三市議選が告示された。市長選では江南、豊明、田原の三市で、市議選ではみよし、長久手の両市で無投票当選となった。ほかは選挙戦に突入、十六日告示の二町長選、十三町村議選とともに二十一日に投開票される。

◆常滑市 現職引退、新人一騎打ち

 三期目途中の現職が十一月の任期満了を待たずに引退表明し、市議選との同日選となった。いずれも無所属新人の元郵便局長西村昭彦さん(58)と元県議伊藤辰矢さん(41)の二人が立候補し、激しい一騎打ち。市庁舎の移転新築問題などを争点に激論を交わす。

 西村さんは市の抱える借金を問題視する立場から「市庁舎の移転新築は凍結。まずは財政を立て直す」と訴える。名鉄常滑駅近くの事務所で開いた出陣式では、市議OBらから応援演説を受けた。

 現職から後継指名を受けた伊藤さんは「市民の安全を守ることでずっと住みたい街づくりを進める」と移転新築の必要性を主張。漁港で開いた出陣式には現職や市議のほか自民党衆院議員も応援に駆けつけた。

◆日進市 現職辞職で元市議対決

 現職の萩野幸三さん(77)の辞職に伴って行われる日進市長選には、いずれも無所属新人で元市議長の近藤裕貴さん(49)=自民、公明推薦=と、元市議の島村紀代美さん(56)が立候補を届け出た。市による道の駅整備計画が大きな争点の一つ。

 近藤さんは、国政、県政とのパイプを生かして施策を進めると強調する。萩野市政の継続を訴えており、道の駅は「必ず進める」と訴える。後継指名をしていない萩野さんも実質的に支援する。

 島村さんは、情報公開と住民参加の徹底を公約。子育て応援チケットの発行など福祉と教育に重点を置いたまちづくりを訴える。道の駅は二十億円以上がかかる見込みとして「凍結」を主張している。

◆瀬戸市 現職と新人、三つどもえ

 二期目を目指す無所属現職の伊藤保徳さん(72)に、いずれも無所属新人の光部武信さん(55)と川本雅之さん(53)が挑む。

 前回旧民主の推薦を受けて初当選した伊藤さんは、今回自民と国民、公明の推薦を受ける。「新しい瀬戸づくりにまい進するという一点で進めていきたい」と訴えた。

 光部さんは市中心部のパルティせと周辺などで街頭宣伝活動をした。「算数教育を改善し、学力アップをして子どもの夢と自信を大きくする」などと公約の浸透を図った。

 前回に続いて立候補した川本さんは「ボトムアップで地域の声をどれだけ実現できるか。『瀬戸のために命を懸けろ』と言った亡き父との約束を今度こそかなえたい」と力を込めた。

=届け出順

 

統一地方選の日程

前半戦
知事 告示3/21(木)
政令指定市 市長 告示3/24(日)
県議 告示3/29(金)
政令指定市 市議 告示
投開票4/7(日)
後半戦
一般市長、一般市議 告示4/14(日)
町村長、町村議 告示4/16(火)
投開票4/21(日)
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