名古屋市議選で減税6増、河村市長破顔 「既成政党への怒り」
2019年4月8日
名古屋市議選で当選した佐藤夕子さん(右)と写真に納まる河村たかし市長=8日未明、名古屋市東区で |
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名古屋市議選(定数六八)で、河村たかし名古屋市長が率いる減税日本が躍進した。改選前から六増の十四議席を獲得。河村市長は同市東区の事務所で「市民のみなさん、サンキューベリーマッチ」と笑顔を見せた。
事務所には、各選挙区で当選を決めた候補が次々と報告に訪れた。市長は「よう勝った」などとたたえ、
握手をしたり、肩を叩いたり。十四議席は前回選で獲得した十二議席を上回る。
市長は主な勝因に、議員報酬を年八百万円に引き下げる党の公約をあげた。選挙直前の定例会にも提案したが、自民など主要会派の反対で否決されていた。
「市民には既成政党への怒りがある。『戦い続けてちょう』という負託を受けた。大きな責任を感じる」。今後もすみやかに、報酬引き下げの条例案を提案する意向という。
夏の参院選にも意欲満々。愛知選挙区への候補擁立に向け、準備を加速する。維新などと協力したい考えで「新党をつくって、候補をたてたい」と鼻息が荒かった。
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