名古屋市議選、最後の訴え
2019年4月7日
平成最後の名古屋市議選(定数六八)は七日、投開票される。定数七減で迎えた九日間の選挙戦で、無投票の北区を除く十五選挙区に立候補した九十四人は六日午後八時の活動終了まで最後の訴えに声をからし続けた。大勢判明は八日午前零時前後の見通し。 (統一地方選取材班)
投票は県議選と合わせ午前七時〜午後八時に、学区ごとに指定された市内三百六十四カ所の投票所で受け付ける。北区を除く当日有権者は百七十一万一千六百二十九人の見込み。
開票は各区役所の講堂で午後九時十五分から一斉に行われる。結了予定時刻は東区と南区が最も早く午後十時五十分。最も遅いのは西区、中村区、中川区、港区、緑区、天白区で八日午前零時となっている。
注目は、改選前議席と同じ二十二候補を擁立した自民と、改選前十八議席からの上積みを狙って二十三候補を立てた立民と国民の統一会派「名古屋民主」による最大会派争い。
改選前から一減の十一候補を擁立した公明は全員当選に向け支持層を固め、同じ十二議席の第三会派で並んでいた共産は定数減のあおりを受け厳しい戦いを強いられた。改選前八議席の第五会派だった減税は全選挙区に候補を擁立し、巻き返しを狙っている。
市選管はホームページで開票速報を公開する(「名古屋市 選挙速報」で検索)。竹腰公夫委員長は「選挙は民主主義の根幹を成すもの。一人でも多く投票にお出かけいただき、皆さまの手で市・県の未来を決めていただきたい」と話している。