あす未明に大勢判明 県議選、29選挙区きょう投開票
2019年4月7日
統一地方選前半戦の県議選(定数一〇二)は九日間の選挙戦を終え、七日に投開票される。過去最多の二十六選挙区四十一人が無投票当選した今回は、残る二十九選挙区の六十一議席を巡る争い。九十七人の候補者が六日夜まで繰り広げた激しい戦いの結果は、八日未明に大勢が判明する見通しだ。
最終日の六日、各候補は午後八時まで駅頭などで投票を呼び掛けた。県政を巡る大きな争点はなく、各候補は女性の活躍や子育て環境の充実、地域産業の活性化などでそれぞれの考えを訴えた。夏の参院選の前哨戦との位置付けもあり、選挙戦では各党幹部らも県内入りして支持を訴えた。
過半数維持を目指す自民(現有五十四議席)に対し、旧民進系の「新政あいち」(三十四議席)や共産(二議席)などが勢力を拡大できるか注目される。公明(六議席)は擁立した六人全員の当選を目指す。二〇一五年の前回選で多くの候補者を擁立した減税日本は二人、維新は一人の公認にとどまった。
立候補した百三十八人のうち女性は二十一人で全体の15%。改選前の女性比率は全国平均を下回る7・8%(八人)だった。
投票は約九百五十カ所の投票所で午前七時〜午後八時(離島や山間地の一部で繰り上げあり)。開票は午後九時以降に順次始まり、八日午前零時ごろに終わる見通し。
◆当日有権者は379万5184人
県選管は六日、同日現在の県議選の当日有権者数を三百七十九万五千百八十四人と発表した。
無投票当選が決まった二十六選挙区を除く二十九選挙区の人数。県議選では今回から初めて十八、十九歳が投票できるようになったが、無投票が前回より六選挙区増えて過去最多だったこともあり、有権者数は前回から四十二万人弱減った。