統一地方選2019

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立候補者 各地で支持訴え 花見会場、スーパー、自転車に乗って…

2019年4月1日

 七日に投開票される県議選で、期間中唯一の日曜となる三十一日。晴天に恵まれた中、尾張・知多地域の候補者たちはそれぞれに選挙区内を奔走。各地で政策や意気込みを訴えた。

■春日井市

 四議席を争う五人の候補のうち、無所属現職の陣営は、午前の予定を「公園巡り」と定め、花見会場二カ所をはしご。午後はショッピングセンターへ転戦して知名度アップを図った。

 二人の自民現職のうち一人も、町内会の花見スケジュールに合わせて会場へ。スーパーの駐車場でも選挙カーの屋根に立ち、「頑張って」の声にすかさず反応して手を振り返した。残る一人も街頭宣伝や演説を地道に続けた。唯一の新人の共産候補は大票田の高蔵寺ニュータウンの東部市民センターで演説会を開催。集まった四十人ほどを前に、現職の壁を破るための協力を訴えた。

 公明現職も、駅前や市役所、高蔵寺ニュータウンなど市内一円を回り、人通りの多い場所でマイクを握って支持固めを目指した。

■江南市

 保守系同士の戦いの構図になった選挙区で、両陣営はそれぞれの強みを訴えながら駆け回った。

 引退した現職の後継として立った自民新人は「党公認」を前面に出し、地区の遺族会総会にも出席。「本人」と書かれた旗を掲げ、演説会場間を歩いて移動して市民にアピール。午後は六カ所で個人演説会をこなし、市職員としての二十八年間の行政経験を強調しながら「市と県には太いパイプが必要」と呼び掛けた。

 無所属で出馬し、一部市議が推す新人も、国会議員の秘書を務めた自民党員。早朝から地元神社に赴き、清掃に参加。その後、集まった住民らに地域の課題である治水対策の必要性などを訴えた。老人会の花見に顔を出す一方、街頭や演説会では秘書経験を売りにし、「政治に対する不信感をぬぐいたい」と訴えた。

■知多市

 三選を目指す自民現職と初挑戦の無所属新人が舌戦を繰り広げる選挙区。両候補とも買い物客が大勢訪れるスーパーの前などで支持を訴えた。

 自民現職は街頭や公園、個人演説会を細かく回った。正午ごろには、スーパーの前で「西知多道路もやっと工事が始まり、長年の課題だった知多刈谷道路も本設計が始まる。国と県、市が連携してやってきたからだ」と八年間の実績を強調。「次の四年間も継続してやっていかないといけない」と呼び掛けた。

 無所属新人は、応援に駆け付けた国会議員や陣営の女性たちと、自転車で市内を走り手を振った。マイクを手に「子どもの笑顔を守るため虐待や貧困問題に取り組む。おじいちゃんおばあちゃんの笑顔のため元気に暮らせる社会をつくり、女性の社会進出を進めて働く女性の笑顔を実現する」と持論に力を込めた。

 (統一地方選取材班)

 

統一地方選の日程

前半戦
知事 告示3/21(木)
政令指定市 市長 告示3/24(日)
県議 告示3/29(金)
政令指定市 市議 告示
投開票4/7(日)
後半戦
一般市長、一般市議 告示4/14(日)
町村長、町村議 告示4/16(火)
投開票4/21(日)
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