県議選、138人が届け出 26選挙区で無投票当選
2019年3月30日
統一地方選前半戦の県議選(定数一〇二)は二十九日告示され、百三十八人が立候補を届け出た。午後五時の締め切りまでに、五十五選挙区のうち二十六選挙区で定数を上回る届け出がなく、四十一人の無投票当選が決まった。残る二十九選挙区では、人口減少対策や産業活性化策、インフラ整備などを巡って論戦が交わされる。投開票は四月七日。
立候補者数は二〇一五年の前回県議選から十七人減少した。定数の少ない選挙区では自民党の勢力が強く、他党が候補擁立を見合わせたことや、地域政党の退潮などが要因とみられる。
無投票二十六選挙区のうち、半数の十三選挙区が一人区。十一選挙区が二人区で、三人区が二選挙区あった。当選者四十一人の内訳は、自民二十五人、立憲民主三人、国民民主三人、公明一人、無所属九人。立憲民主、国民民主の全員と無所属の八人は、旧民進系の議員らでつくる地域政党「新政あいち」に所属している。
一方、いずれも五人区の一宮市では八人、豊橋市、岡崎市・額田郡では七人が立候補し、乱戦の模様。三議席を五人で争う名古屋市の緑区や、二議席を四人で争う西区、名東区なども激戦となる。
期日前投票は三十日〜四月六日。市区役所、町役場などで投票できる。