<名古屋市議選展望> (3)熱田区・中川区・港区・南区
2019年3月27日
◇熱田区(定数二)
服部慎之助 44 自現<1> =公
森智雄 48 立現<1> =あ
西田敏子 64 共新
憲俊 40 減新
二議席を四人が争う構図になりそう。自民は服部、立民は森がともに再選に向けて全力。共産は前回次点の西田を擁立した。減税は名古屋おもてなし武将隊の初代織田信長役を務めた憲俊で議席奪還を目指す。
◇中川区(定数七)
岡本善博 71 自現<7>
浅井正仁 54 自現<2>
赤松哲次 37 立新 =あ
久野美穂 47 立新 =あ
木下優 64 公現<4>
江上博之 64 共現<4>
高木善英 38 減現<1>
中川敦史 47 減新
加藤まり子 63 諸新
七議席を九人で争うとみられる。自民は岡本、浅井が三期連続での二人当選を目指す。立民は二新人が議席増をうかがう。久野は十二期務めて勇退する重鎮の義理の娘。赤松は衆院副議長の長男。公明は木下一人に公認を絞った。共産の江上は五選を狙う。勢力を拡大したい減税は再選を狙う高木と前回は県議選に出馬した中川の二人を擁立。加藤は幸福実現党の区代表。
◇港区(定数四)1減
坂野公寿 72 自現<4>
吉田茂 56 自現<1>
加藤一登 57 国現<5> =あ
吉岡正修 56 公新
山口清明 57 共現<4>
沢田仁実 35 減新
鳥居祐一 71 諸新
定数減の四枠に七人が立候補予定の激戦区。自民は前回四、五番手で通過した吉田と現議長の坂野が必勝を期す。国民の加藤は六選、共産の山口は五選を狙い、公明は新人の吉岡が議席確保を目指す。減税は元保険会社員の沢田を立て、二期ぶりの議席奪還に挑む。
◇南区(定数四)1減
横井利明 57 自現<7>
藤沢忠将 49 自現<6>
橋本浩幹 39 国現<3> =あ
坂井大輔 44 公新
高橋祐介 40 共現<1>
榎沢利彦 57 減新
定数減の四枠を六人で争う見通し。自民はともに議長経験者の横井と藤沢が八選、七選に向けまい進。元副議長の国民の橋本、二期目を狙う共産の高橋の両現職は、公明新人の坂井の挑戦を受ける。減税は前回維新で中区から出た榎沢を立て、議席奪還を目指す。
【注】立候補予定者の並びは(1)公認政党の衆院勢力(2)現職、元職、新人(3)当選回数(4)五十音−の順。政党などの表記は自=自民、立=立民、国=国民、公=公明、共=共産、減=減税、あ=新政あいち、諸=諸派。<>内の数字は当選回数。当選回数の後の政党は推薦・支持の政党。敬称略。年齢は投票日基準。