統一地方選2019

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<名古屋市議選展望> (1)千種区・東区・北区・西区

2019年3月24日

 河村たかし市長の下では三度目となる名古屋市議選(二十九日告示、四月七日投開票)が近づいている。今回から七減する定数六八に対し百人前後が出馬予定。最大会派の自民と、立民と国民の統一会派・名古屋民主はそれぞれ勢力拡大を狙い、改選前勢力で並ぶ公明と共産は単独の第三会派をうかがう。八年前の大勝からの衰退が著しい市長与党・減税日本は踏ん張れるか。全十六選挙区で見込まれる顔触れを紹介する。

◇千種区(定数五)

 伊神邦彦 72 自現<7>

 斎藤亮人 59 立現<6> =あ

 山田昌弘 48 国現<2> =あ

 田辺雄一 49 公現<3>

 酒井健太朗 33 共新 

 手塚将之 42 減現<1>

 前回は十一人が立つ大激戦だったが、現職五人と新人一人の出馬にとどまる見通し。自民は八選を目指すベテラン伊神一人に公認を抑えた。名古屋民主からは立民の斎藤と国民の山田が二議席維持を誓う。公明の田辺は四選を、減税の手塚は二選を目指すが、一昨年の衆院選にも出馬した共産の酒井が六百票差で敗れた前回のリベンジを狙う。

◇東区(定数二)

 中川貴元 52 自現<6> =公

 国政直記 29 立現<1> =あ

 村瀬和弘 48 共新 

 佐藤夕子 56 減元<1>

 四人が二議席を争う。参院選出馬もささやかれた自民の中川は今回も公明の推薦を得て七選にまい進。立民・国政は、減税・佐藤の衆院選出馬後の補選で得た議席の死守を目指す。共産の村瀬は前回からの大幅な上積みを狙う。

◇北区(定数五)

 渡辺義郎 81 自現<11>

 服部将也 50 立現<5> =あ

 長谷川由美子 61 公現<4>

 岡田幸子 54 共現<2>

 田山宏之 60 減現<2>

 九人による激戦だった前回から一転、戦後四回目で北区では初の無投票となる公算が大きい。自民は過去最多に並ぶ十二期目を狙う渡辺、名古屋民主は六選を目指す立民の服部をそれぞれ一人擁立するにとどめた。公明の長谷川、共産の岡田、減税の田山と、いずれも現職のみの顔触れ。

◇西区(定数四)1減

 浅野有 49 自現<1>

 上園晋介 43 国現<1> =あ

 沢田晃一 48 公現<2>

 青木朋子 48 共現<1>

 鹿嶌敏昭 72 減現<2>

 定数が一減し、各党一人ずつの現職五人が四議席を争う激戦となる見込み。前回トップだった自民の浅野と国民から出馬の上園はともに再選を目指す。三選に挑む公明の沢田、減税の鹿嶌も議席死守に全力。共産の青木も再選に向けて票の上積みに懸命だ。

 【注】立候補予定者の並びは(1)公認政党の衆院勢力(2)現職、元職、新人(3)当選回数(4)五十音−の順。政党などの表記は自=自民、立=立民、国=国民、公=公明、共=共産、減=減税、あ=新政あいち。<>内の数字は当選回数。当選回数の後の政党は推薦・支持の政党。敬称略。年齢は投票日基準。

 

統一地方選の日程

前半戦
知事 告示3/21(木)
政令指定市 市長 告示3/24(日)
県議 告示3/29(金)
政令指定市 市議 告示
投開票4/7(日)
後半戦
一般市長、一般市議 告示4/14(日)
町村長、町村議 告示4/16(火)
投開票4/21(日)
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