名古屋市議会閉会、選挙モード本格化 議員ら足早に地元へ
2019年3月16日
名古屋市議会二月定例会が十五日に閉会し、議員たちは市議選(二十九日告示、四月七日投開票)に向けて足早に議場を去った。今回の選挙は議席が現在の七五から六八に減る厳しい戦い。議員としての再会を誓い合い、「また戻ってくる」と選挙モードに切り替えた。
自民は市議会会派の控室で議員総会を開き、円陣を組んで「ガンバロー」と気勢を上げた。若手議員は「明日が事務所の開所式だが、まだ準備が整っていない」と苦笑。「終わるかな」とつぶやきながら地元区に帰っていった。
「何かと時間の取られる議会だった。これでようやく選挙に集中できる」と話すのは民主の中堅議員。夕方には選対のメンバー全員を集めた初会合を開催。土日には朝市の会場を回ったり地元県議と合同集会を開いたりして事前活動を本格化させるという。
控室の前では「四年間早かったな」「頑張りましょう」と声を掛け合う姿も。公明のベテラン議員は「いよいよ選挙。選挙は四年間の集大成だから、どう評価されるか」と気を引き締めた。夕方からは支援者回りをして態勢を整えるという。
共産のベテラン議員も「早速今夜、選対会議を開いて週末以降の活動日程を練っていく」と話した。減税の一期目議員は「この週末で“愛車”のメンテナンスをしないと」。河村たかし市長直伝の街宣用の自転車を整備し、選挙戦に備える。