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韮山反射炉

 1853(嘉永6)年のペリー艦隊の来航を受けて、江戸幕府が海防体制の強化を目的に整備した大砲を鋳造する溶解炉。57年に完成し、64年まで稼働した。実際に稼働した反射炉で唯一完全な形で現存している。2015年7月、静岡など8県にまたがる「明治日本の産業革命遺産」の23施設の一つとして世界文化遺産に登録された。 

「反射」炉の由来は

 白い煙突が印象的な韮山反射炉だが、煙突の根本にある炉体部が鋳造の「心臓部」だ。ドーム状になった内部の天井が、炎や熱を天井部分で反射させ、鉄を溶かすことができる千数百度の高温を作り出す。この仕組みから「反射炉」と呼ばれている。高さ15.7メートルに及ぶ煙突は、燃焼に必要となる大量の空気を自然吸気で確保しようとしたため。

大砲工場の一部

 現在は、反射炉のみが残っているが、反射炉の周囲には鋳造の準備や、砲身を加工するための関連施設があり、大砲工場としての機能を有していた。併設のガイダンスセンターでは、大砲製造の工程が分かりやすく再現映像にまとめられている。

 稼働を終えた後も反射炉が150年以上、どのように保存されてきたか分かる展示もある。今でこそX字状の鉄骨で補強がされた煙突が印象的だが、建設当初に補強はなく、漆喰が塗られた「白亜の塔」だった。こうした面影が残っている写真なども展示されている。

3D空間を散歩してみよう

 背景の空間は、静岡県が公開しているレーザー測量した点群データを利用した3D空間です。測量によって無数の点を集めた元のデータは2Gバイト以上あるため、Webブラウザで表示できるようにデータを20MBまで圧縮しています。次に進むページでは、3D空間を自由に移動することができます。

移動

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360度写真の表示・切り替え

 空間内の赤い球にカーソルを合わせると360度写真、青い球に合わせると点群データが表示されます。カーソルは画面中央部にある黄色い円がカーソルです。

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参考文献