曾我蕭白(そが しょうはく)展

奇想ここに極まれり

重要文化財《唐獅子図》(右幅部分)紙本墨画 明和元(1764)年頃 朝田寺蔵

愛知県美術館 愛知芸術文化センター10階 2021年10月8日(金)~2021年11月21日(日)

重要文化財《唐獅子図》(右幅部分)
紙本墨画 明和元(1764)年頃 朝田寺蔵

  • 休館日 毎週月曜日
  • 主催 愛知県美術館、中日新聞社、日本経済新聞社、テレビ愛知
  • 協賛 アイシン、ライブアートブックス

新型コロナウイルス感染拡大状況により会期や内容などが変更になることもあり得ます。
ご来館前に、必ず展覧会特設サイトにて、最新の情報および感染拡大防止のためのお願いをご確認ください。

新着情報

News
2021.08.13
「曽我蕭白 奇想ここに極まれり」WEBサイトオープン
重要文化財《群仙図屏風》紙本着色 明和元(1764)年 文化庁蔵

重要文化財《群仙図屏風》紙本着色 明和元(1764)年 文化庁蔵 
※展示期間10月8日~10月31日

曽我蕭白
(そが しょうはく)とは

Who is Soga Shōhaku?

 曽我蕭白(1730~1781)は伊勢松坂や播州高砂、そして京で活躍した絵師です。生まれは京の商家であったと判明していますが、絵を描き始めた時期や動機は不明です。
 師と目される高田敬輔(たかだ けいほ)(1674~1755)は、太く濃い墨線を基調とした画風で多くの作品を制作し、晩年は滋賀県日野を拠点としていました。蕭白の画風は敬輔だけでなく、室町時代の水墨画や桃山時代の狩野派、中国絵画などさまざまな作品から影響を受けています。
 見る人に強烈な印象を与える醜怪な表現は、江戸時代中期に活躍した他の絵師の作品に比べて極めて異色です。例えば、朝田寺蔵の《唐獅子図》は、神獣である唐獅子の表情が剽軽に描かれています。一方で、太い筆で一気呵成に描きあげた滝の墨線や、激しい打ち込みと思い切りの良い運筆で描かれた唐獅子の輪郭は、神秘的な唐獅子の力強さを表現しています。また、文化庁蔵の《群仙図屏風》は蕭白が描いた濃着色の作品として有名です。右隻の水流を巻き上げる龍や艶やかな鳳凰、左隻の子供を連れた高士の表情や妖艶な目線を送る西王母(せいおうぼ)などが作り上げる不気味な雰囲気が、超自然的な仙境の世界を見事に表現しています。
 それまでの絵画の伝統から逸脱した怪しげな表現を特徴とした蕭白ですが、晩年はその毒気を抜かれたように落ち着きを見せます。岩皴(がんしゅん)や楼閣を綿密に描き込み、点景人物に画題解釈を込めるような山水図は、最盛期の異様な画風とは違う方向へのこだわりが現れています。各地を遊歴した蕭白も晩年は京に落ち着き、作品を制作しました。その謹直な画風は、奇人とされるエピソードも数多く伝わる蕭白の意外な一面を示しています。

  • 重要文化財《唐獅子図》紙本墨画 明和元(1764)年頃 朝田寺蔵
  • 重要文化財《唐獅子図》紙本墨画 明和元(1764)年頃 朝田寺蔵
  • 重要文化財《唐獅子図》紙本墨画 明和元(1764)年頃 朝田寺蔵

《楼閣山水図襖》安永初年 栗東歴史民俗博物館蔵 ※展示期間10月8日~10月31日
《楼閣山水図襖》安永初年 紙本墨画 栗東歴史民俗博物館蔵
 ※展示期間10月8日~10月31日

みどころ

Highlits

力強い筆墨と極彩色で超現実的な世界を描き出した曽我蕭白(1730-81)のあくの強い画面は、グロテスクでありながらおかしみもたたえ、見る人をひきつけて止みません。本展では、強烈な印象を与える蕭白の醜怪な表現を紹介すると共に、その原点となった桃山時代の絵画、そして江戸時代初期の絵画との関係を掘り下げることで、蕭白がいかにして型を破り、奇矯な画風を打ち立てたのかを明らかにし、また晩年の作品への変化を通して画業の到達点を見定めます。

※会期中一部展示替えがあります。
(前期:10/8−10/31、中期:11/2−11/16、後期:11/17−11/21)

《林和靖図屏風》紙本墨画淡彩 宝暦十(1760)年 三重県立美術館蔵
《林和靖図屏風》紙本墨画淡彩 宝暦十(1760)年 三重県立美術館蔵

蕭白の描く人物は、楽しげな表情や憂いをたたえた表情であってもどこか怪しげな印象を与えます。謎めいた表情の人物たちに蕭白が何を語らせようとしているのか、様々な解釈を呼ぶところが魅力の一つです。

《富士三保松原図屏風》紙本墨画淡彩 宝暦年間(1751~1764)個人蔵
《富士三保松原図屏風》紙本墨画淡彩 宝暦年間(1751~1764)個人蔵

重要文化財《群仙図屏風》紙本着色 明和元(1764)年 文化庁蔵
重要文化財《群仙図屏風》紙本着色 明和元(1764)年 文化庁蔵
 ※展示期間10月8日~10月31日

蕭白は、仙人たちが集う幻想的な空間を、鮮やかな色彩と巧みな水墨表現によって描きました。左隻の高士(こうし)たちの異様な面貌とそれを見下ろす西王母(せいおうぼ)の淫靡(いんび)な表情、右隻に描き込まれた執拗な岩皴(がんしゅん)と雲龍の表現に逆巻く波濤(はとう)が不気味な雰囲気を作り出しています。

《楼閣山水図屏風》紙本着色 安永年間(1772~1781)近江神宮蔵
《楼閣山水図屏風》紙本着色 安永年間(1772~1781)近江神宮蔵

晩年の蕭白は、醜怪な作風から徐々に毒気を抜かれていくようにおとなしくなっていきます。しかし、均整の取れた画面構成と水墨の巧みな表現は依然として魅力的です。

ご来館にあたって

On your visit

新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、下記をよくお読みいただいたうえ、ご来館くださいますようお願い申し上げます。
混雑状況によって、ご入館をお待ちいただく場合があります。

ご来館される皆様へのお願い

  • 発熱や咳、くしゃみなどの症状がみられる方、体調のすぐれない方は、ご来館をお控えください。
  • 入館前の手洗いや手指の消毒にご協力ください。
  • ご来館の際はマスクを必ず着用してください。未着用の方はご入館をお断りする場合があります。
  • 他のお客様との間隔をあけ、譲り合ってご鑑賞ください。
  • 会場内での会話などは極力お控えください。
  • 館内で体調が悪くなられた場合は、お近くのスタッフまでお申し出ください。
  • 壁や展示ケース、作品にはお手を触れないでください。
  • 展示室内での写真・ビデオ撮影、模写ならびに鉛筆を除く筆記用具、携帯電話などのご使用はご遠慮ください。
  • 展示室内への動植物、危険物、傘などの持ち込みはご遠慮ください。
  • 美術館内での飲食(飴、ガムなどを含む)、喫煙はご遠慮ください。

拡大防止の取り組み

館内で感染発生が確認された場合には本ウェブサイト及び愛知県美術館公式ウェブサイト(https://www-art.aac.pref.aichi.jp/)で注意喚起を行います。そのためご自身でご来館日時の記録をお願いいたします。

  • 入館前に検温を実施いたします。37.5℃以上の発熱が認められた場合は入館をお断りいたします。
  • スタッフの健康管理(検温、マスクの着用、手洗いおよび手指の消毒)を徹底します。
  • 館内は空調システムで外気を取り入れた換気を行います。
  • 館内の消毒・清掃を強化します。
  • アルコール消毒液を設置します。
  • 混雑緩和のため、入館者数を制限します。

※新型コロナウイルス感染症により、会期・内容などが変更となることもあり得ます。

開催概要・アクセス

Event Overview / Access

開催概要

会 期
2021年10月8日(金)~11月21日(日)【39日間】
会 場
愛知県美術館[名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター10階]
開館時間
午前10時~午後6時 金曜日は午後8時まで(入館は閉館30分前まで)
休館日
毎週月曜日
主 催
愛知県美術館、中日新聞社、日本経済新聞社、テレビ愛知
後 援
JR東海
協 賛
アイシン、ライブアートブックス
問い合わせ
052-971-5511(愛知芸術文化センター代表)

アクセス

地下鉄東山線・名城線「栄」駅/名鉄瀬戸線「栄町」駅下車、オアシス21連絡通路利用徒歩3分

重要文化財《群仙図屏風》(右隻部分)紙本着色 明和元(1764)年 文化庁蔵

重要文化財《群仙図屏風》(右隻部分)紙本着色 明和元(1764)年 文化庁蔵
  ※展示期間10月8日~10月31日

チケット

Ticket

土日祝日券と平日限定券を販売いたします。お間違えのないようご購入ください。

本展では、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、入館者数の上限を設定して運営します。会場混雑の場合にはご入館をお待ちいただくことがあります。係員の指示に従ってご入館ください。土日祝日の会場は混雑が予想されます。

◆早割Wチケット  1人で2回もしくは2人でお得にご観覧いただけるチケットです。

8月16日(月)から限定枚数に達するまでの販売です。

一般のみ平日限定2,200円(2枚)
販売場所
中日新聞販売店、Boo-Wooチケット、チケットぴあ

※平日(開館日)のみご入館いただけます。

◆前売券・当日券

 前売券は9月10日(金)~10月7日(木)
 当日券は10月8日(金)~11月21日(日)までの販売です。

平日限定券
(前売・団体)
平日限定券
(当日)
土日祝日券
(前売・団体)
土日祝日券
(当日)
一般1,300円1,400円1,500円1,600円
高校・大学生1,000円1,100円1,200円1,300円
一般高校・大学生
平日限定券
(前売・団体)
1,300円1,000円
平日限定券
(当日)
1,400円1,100円
土日祝日券
(前売・団体)
1,500円1,200円
土日祝日券
(当日)
1,600円1,300円

※中学生以下無料

販売場所
チケットぴあ(Pコード685-786)、ローソンチケット(Lコード43618)、セブンチケット、イープラス、Boo-Wooチケット、主なコンビニエンスストア、中日新聞販売店、名古屋市内主要プレイガイドなど

当日券のみ愛知県美術館チケット売場でも販売します。

※平日限定券は、平日の開館日のみ有効なチケットです。

※平日限定券、土日祝日券ともに時間の指定はございませんので、開館中のお好きな時間にご来館ください。

※中学、高校、大学生の方は学生証をご提示ください。

※団体は20名以上。

※「身体障害者手帳」「精神障害者保健福祉手帳」「療育手帳」のいずれかをお持ちの方、また、その手帳に「第1種」または「1級」と記載のある方に付き添われる方は、1名まで各料金の半額でご観覧いただけます。当日会場で、各種手帳(ミライロID可)をご提示ください。