学生目線で参院選を追う「ワカモノと選ぶ＠龍谷大」。滋賀選挙区（改選数一）は、前知事で無所属新人の嘉田由紀子さん（６９）＝立憲民主、国民民主、共産、社民推薦＝と、自民現職の二之湯武史さん（４２）＝公明推薦＝による事実上の一騎打ち。赤田壮矢さん（１８）、野村将哉さん（１９）、前田阿実子さん（１９）に、２人の会員制交流サイト（ＳＮＳ）での発信状況について、比較をしてもらいました。

　両候補とも、フェイスブック（ＦＢ）、写真共有アプリのインスタグラム、短文投稿サイトのツイッターなどを駆使。ＦＢでは、ともに琵琶湖を背景画像に選び、各地で支持を求める姿などを投稿しています。

　−嘉田さんはＦＢで早朝、琵琶湖畔で祈りをささげる姿を投稿。インスタには支持者と握手をする姿が並ぶ。

　赤田　誰かとしゃべっていたり、日常の風景。がちがちの政治家って感じじゃない。

　野村　インスタには「＃今日は息子の誕生日」って投稿があって面白い。

　−二之湯さんは、ＦＢで３人の子どもと映っている写真を使用。インスタにはライブで歌う姿もある。

　赤田　ライブしている写真は、ギャップを感じる。こういう方が、親しみが湧く。政治の世界に染まってないという感じ。

　前田　子どもたちといる写真は、プライベートがすごくよく分かる。

　前田　今の時代、ＳＮＳが主なので活用は良いと思う。特にインスタ。

　野村　うん。写真を「バン」と投稿できるから「面白そう」となるよね。

　赤田　自分はツイッターを中心に使うけど、ツイッターは政治家もフォローしやすい。電車に乗る時とか（候補者の）投稿があれば、これからも読むと思う。

　−公式ホームページの発信は参考になった？

　野村　最低賃金や老後の保障の問題は、（両候補の公約を読み）それぞれ良いなと思った。

　（参院選取材班）