未来つくる候補者、第一声
2019年7月5日
※上から届け出順
◆子や孫に安心な社会を 嘉田由紀子さん(69)=無新
出陣式で支持を訴える嘉田さん=大津市のJR膳所駅前で |
今回出馬を決意したのは怒りと願いから。この六年半の安倍政権は公文書を改ざんする、うそをつくなどやりたい放題の政権で皆さんの怒りが沸騰している。
知事を終えてからスポーツ大学の学長をやっていた。毎月のように「父の会社がつぶれた」「母が病気で仕事ができない」などと退学する学生の退学願にはんこを押し、胸が張り裂けるような思いだった。学生は「うちが貧乏だから」と自己責任と思ってしまう。それが本当につらい。
私の願いは、まじめに働く人が報われる、支え合い分かち合う新しい希望の社会。憲法を守り、安全保障関連法を廃止にし、千四百五十万人の水源である琵琶湖を守るため、原発ゼロを目指す。消費にとって何よりも大事な賃金を全国一律で千円にし、若い人を地方に定着させる。軽減税率やポイント還元など、複雑な消費税増税にNOという。
「『もったいない』のその先に」は、生活暮らし安心社会づくり。一人一人が抱える問題に、政治がしっかり答えを出していく。生活が不安になっている時代だからこそ、子どもたちや孫たちに安心な社会を、皆さんで作っていきましょう。
(森田真奈子)
◆日本に活力をもう一度 二之湯武史さん(42)=自現
有権者に支持を訴える二之湯さん=草津市のJR草津駅前で |
日本の経済は、過去最高の五百六十兆円という大きな規模になっている。企業の収益も過去最高の八十三兆円。失業率も2・4%、これも過去最低。だけど、実感がないという皆さんが80%を超えている。
アベノミクスの効果、プロセスは、途中だと思っている。効果を実感いただくために、全世代型の社会保障にして、もう一回、日本に活力を取り戻そうじゃありませんか。それができるのは、地に足のついた政策と、実現する力を持った自公の連立政権しか、選択肢はありません。
私は滋賀県を活性化させたい思いで、この六年間、頑張ってきた。滋賀県は全国でわずか七つしかない、Jリーグの空白県。滋賀県にJリーグクラブを誕生させよう、滋賀県でサッカーをはじめとしたスポーツ文化を根付かせよう、としている。
そして、琵琶湖。観光やスポーツや湖の幸を生かした食文化を、もっと伸ばせるんじゃないか。滋賀県で表に出ていないポテンシャルを引き出し、企業や行政を巻き込んでプロジェクトをつくり、前に進めていく。私しかできないと思う。未来は若い世代に任せてください。
(浅井弘美)