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岐阜

「年金」重視の有権者、半数超が大野さんに 本紙出口調査

2019年7月22日

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 投票を終えた県内の有権者に本紙が実施した出口調査で、投票で重視した政策を尋ねたところ(二つ選んで回答)、「年金」と答えた人は48・8%に上った。うち五割は大野さんに投票し、梅村さんは四割どまり。野党側は「老後資金二千万円問題」などで攻勢を強めていたが、梅村さんへの追い風とはならなかった。

 重視した政策は、他に「教育・子育て」(20・4%)、「消費税増税への対応」(20・1%)、「介護など高齢者福祉」(17・2%)、「改憲の是非」(14・8%)と続いた。

 十月に迫る消費税増税の賛否は「反対」が44・8%と、「賛成」の32・8%を上回った。反対と答えた人のうち五割が梅村さん、三割五分が大野さんに投票した。

 政党支持率は、自民45・7%、立民15%、公明4・7%、共産4・7%、維新3・4%、国民2・4%、社民1・1%、「支持する政党はない」が16・1%。

 大野さんは自民支持層の八割五分、公明支持層の七割五分をまとめ、支持政党なし層でも三割五分に浸透した。すべての年代の投票先でトップに立ち、若年層ほど支持が厚い傾向だった。

 梅村さんは立民支持層の九割五分、共闘した国民支持層の八割、共産支持層の七割、社民支持層の八割五分を固めた。また、支持政党なし層では、大野さんをやや上回る四割五分を取り込んだ。

 出口調査は県内の投票所三十カ所で実施し、千二百八十九人から回答を得た。

主な政党の公約

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